車は高価なものなので車が必要になったとき買うか借りるかで迷うことがあると思います。
一昔前なら車を借りると言えば旅先などの出先で足が必要になったときに借りる「レンタカー」が主流で普段使いの車として借りるという選択肢は皆無でした。
ところが昨今では自宅近所のコインパーキングにシェアカーを配置することで近隣住民の普段使いをターゲットとした「カーシェア」なるものが登場し、車のレンタルサービスは以前より多様化しその選択肢は充実したものとなっています。
しかし車を借りる選択肢が増えた反面、買うか借りるかで迷うことが増えてしまったというのも事実です。
車は買うのと借りるのではどっちが良い?
多くの人は買うのが良いか、借りるのが良いかのズバリな答えを求めてしまいがちですが、先に結論を述べてしまうと「どちらが良いかは人による」が答えになります。
それだと答えになってないと言いたくなるかもしれませんが、結局のところ車に乗る人のニーズや環境次第で答えが変わってくるので一概には言えないのです。
なので次のようにすことで買うか借りるか自分にとってどちらが良いのか判断が付きやすくなります。
車に対しての絶対条件を明確化することで買うか借りるかの答えが出しやすくなる
車を買うか借りるかの判断が付かない場合、まずは車に対しての絶対条件を洗い出す事から始めると良いです。
車に対しての絶対条件とは具体的に以下の2つに関する条件です。
- 車に対して譲れない条件
- 自分の置かれている環境
洗い出された絶対条件のうち一つでも買わなければ実現できないという条件があればそれは「車を買う必要がある」という結論に自然とたどり着くことができます。
車を買ってしまうと後から借りるに変えることは難しくなるため、後戻りしにくい「買う」という選択肢をしっかりと整理することでその必要性をはっきりさせることができます。
以下は具体的な条件の洗い出しをした例になります。
車に対して譲れない条件
- 車は絶対にカスタマイズしたい
- 心に決めている乗りたい車種がある
- 新車に乗りたい
車に対する要求なので条件は自らが決めたことなのでポジティブな条件になる傾向にあります。
自分の置かれている環境
- 決まった曜日や時間に必ず車が必要になる
- 近くにレンタルやカーシェアのサービスがない
自分の置かれた環境によってそうせざるを得ない状況が条件となるため概ねネガティブな条件になる傾向にあります。
条件の洗い出しが終わったらそれらのなかで買わないと実現できないものがあるか探します。
一つでも該当する条件があればそれは必然的に「車を買う必要がある」ということになります。
逆に、条件のすべてが買わなくても実現できるのであれば「レンタル」で良い(もちろん買っても良い)という事になります。
迷ったらとりあえずレンタルというのも一案
車の事が良く分からずまだ車に対しての具体的な条件の洗い出しができない状態だったり、車に実際に乗ってみることで新たな条件が出てくるかもとお思いの方はとりあえずお試しでレンタルやカーシェアを使うのも一案です。
「買う→借りる」より「借りる→買う」のほうが簡単なので、あれやこれやと迷ったら「とりあえず借りる」という選択肢を選ぶということは理にかなった判断だと言えます。
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安い中古車を買う場合は要注意
安い中古車なら乗っているうちにレンタル料の元が取れそうだしとりあえず安いので良いから買おうと思うことがあるかと思います。
しかしレンタル料の元が取れるほど安い中古車となると値崩れしていればしているほど車の維持費が嵩み「安物買いの銭失い」になる確率が高くなります。
一般的には販売価格は車の寿命に比例すると言えます。
車の役割は人や物を乗せてそれらを運ぶものですから役割を果たせる分相応の値段が付きます。
車が役割を果たせなくなる時というのは走行できないということを意味しますので修理が必要になりますが、安い中古車ほど修理が必要になる時期が早く訪れたりその頻度が年々増してきて思ったほど車に乗れず維持費だけが嵩んで行く傾向が高くなります。
以下の記事でも書きましたが、中古車の状態を見極めるのはプロでも至難の技であり、まして掘り出し物などが見つかるなどはほぼ運の世界です。
なので安易な考えで程度の良い安い中古車を見つけようとしないことが賢明であり、やはり価値を求める(ここでは故障が少なく安心して長く乗れる車に乗る)のならばそれ相応の対価を払う必要があると言う現実を心に留めておきましょう。
まとめ
車を買うか借りるかの判断が付かない場合、まずは車に対しての絶対条件を出す事から始めます。
車に対しての絶対条件とは具体的に以下の2つに関する条件です。
- 車に対して譲れない条件
- 自分の置かれている環境
洗い出された絶対条件のうち一つでも買わなければ実現できないという条件があればそれは「車を買う必要がある」という結論に自然とたどり着くことができます。
条件出しなどができない場合、実際に乗って見ないとわからない場合などのときはとりあえずレンタルにすると良いでしょう。
「買う→借りる」より「借りる→買う」のほうが簡単なので、あれやこれやと迷ったら「とりあえず借りる」という選択肢を選ぶということは理にかなった判断だと言えます。
安い中古車を買う場合は「安物買いの銭失い」にならないように注意が必要です。
一般的に中古車の値段は車の寿命に比例します。
値崩れしているほど修理費などの維持費が嵩む可能性があります。
一昔に比べてレンタルサービスも多様化しており、以前より多くのニーズをレンタルでも実現できる時代となりました。
しかし選択肢が増えた分買うか借りるかで悩む機会が増えたのも事実です。
そんな悩める人にこの記事が助けになればと思います。
それでは良いカーライフを。