樹海ラインは福島県の桧枝岐村と新潟県の魚沼市を結ぶ国道352号の一部区間の名称で自然あふれる道路です。
日本では数少ない「洗い越し」と呼ばれる道路上を川が流れている個所がこの区間には存在します。
樹海ラインは国道であるにもかかわらず道路幅は1~1.5車線と狭くかつてはダート区間も存在したことや、無数のカーブがドライバーを苦しめることから酷道とも呼ばれていますが、今は全区間が舗装道路で車線こそ狭いものの離合個所は多数存在するため、初心者でなければ問題なく運転できる道路です。
ただこの区間は迂回路が一切無いのと携帯の電波は一切入らない(ごく一部区間だけ通話可)ので何かトラブルが発生してもJAFなどを呼ぶにも呼べないので車のメンテナスと安全運転を心がけてドライブする必要があります。
この記事では福島県の桧枝岐村から新潟県の県境にかかる金泉橋(きんせんはし)までの道のりのレビューになります。
名称 | 樹海ライン |
経由地 | 福島県、新潟県 |
主な道路 | 国道352号 |
開通時期 | 6月下旬~11月上旬 ※上記は目安で積雪状況により前後します |
所要時間 | 2時間30分 |
主な観光地 | ・道の駅 尾瀬桧枝岐 ・ミニ尾瀬公園 ・モーカケの滝 ・尾瀬国立公園 ・金泉橋(新潟県境) |
桧枝岐村から魚沼市へ抜けるルートでレビューしていきます。
樹海ラインは観光地こそ少ないものの自然あふれる道なのでビュースポットはたくさんあるため福島側と新潟側の二つに分けて紹介していきます。
今回は福島側の紹介です。
国道401号と国道352号が交わる交差点で桧枝岐村方面の風景になります。
道路脇に植えられている花がとてもきれいでドライブの気分をUpさせてくれます。
この先の道路にもこのように道路脇をきれいな花々が多々植えられており、地域の方がよくメンテナンスされていることが伺えます。
道路は川沿いを走っており、時折側を渡りながら進みます。
橋の上から撮影した風景です。
奥深くまで山々が続き雄大な自然の中をドライブしていることが実感できますね。
先ほどの川を右に道路は桧枝岐村へと続きます。
この辺りは豪雪地帯で有名で、道路のところどころにこのようにスノーシェッドが設けられています。
スノーシェッドは雪崩対策や降雪のシェルターの役割を担う施設で山の斜面から雪崩れ込む雪をスノーシェッドの屋根を通過させ谷へ流し道路を保護します。
道の駅・尾瀬桧枝岐です。
尾瀬や桧枝岐に関する情報がここで提供されています。
道の駅を挟んだ山側はスキー場になっています。
尾瀬と言えば水芭蕉ですね。
モーカケの滝の入り口にある駐車場です。
モーカケの滝が見える展望台までは200mくらい歩きますので一旦ここに車を止めて滝を見に行きます。
残念ながらモーカケの滝は間近で見ることはできません。
展望台から遠くにある滝を眺めます。
木々の間を縫うように道が尾瀬と伸びています。
やっと樹海ラインぽくなってきましたが、このような道は桧枝岐村抜け尾瀬を通り銀山湖(奥只見湖)の始まり付近までの続きます。
福島県道1号と国道352号の分岐標識が見えてきました。
尾瀬国立公園へは左側の県道1号へ、樹海ラインは右側の国道352号へ。
あたりまえですが、右へ行く人はほとんどいません。
先ほどの尾瀬との分岐から100mほど進むと案内標識があります。
と言っても見ての通り一本道なので魚沼までの果てしない距離がわかるくらいです。
福島と新潟の県境は川であるため、橋が架かっています。
橋の名前は「金泉(きんせん)橋」です。
橋自体はあたらしいですが、道幅が車1台分しかなく離合はできませんので対向車に注意しながら渡ります。
車はすれ違い出来ないほどの橋の幅なので橋の向こう側に車が来ていないか確認してわたりましょう。
新潟と言えばトキですね。
福島側のデザインは福島県のシンボル「うつくしま ふくしま」です。
樹海ライン福島側のレビューは以上になります。
樹海というと青木ヶ原樹海を連想される方が多いかと思いますが、樹海ラインは木々が生い茂った道をひたすら走るわけでなく、山の間を縫うように走り側何度もわたり、木々をくぐりぬけたりと変化に富んだ風景が楽しめます。
次の新潟編では新潟県境から魚沼市までのルートをレビューします。