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車の運転に慣れない原因とその解決策

運転技術
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車の運転になかなか慣れなくて困っている方に向けた記事です。

車の運転がいつまで経っても怖い、運転中の緊張感が半端ない方は車の運転に慣れていないのが原因であることが多いです。
もう何ヶ月、何年も運転しているのにいつまで経っても慣れない方がどうすれば運転に慣れるのか、そのためのコツについて紹介します。
運転に慣れない原因は人それぞれですが、最低限身に付けないとまず間違いなく運転に慣れることは無いと思われる事が幾つかありますのでそれについて説明し、その解決方法を解説します。

この記事が車の運転に慣れる為の助けになればと思います。

車の運転に慣れない根本原因は何なのか

車の運転に恐怖したり緊張したりするそもそもの原因ですが、その多くはズバリ自分がコントロールできる範囲を超えた以下3つの運転スキルが車の運転で強いられているからです。

  1. 自分の体よりも何十倍もある大きな物体をどこにもぶつけずに操作しながら走る
  2. その大きな物体を時速40km/h〜100km/hの速度で操作する
  3. 目まぐるしく変わる状況の変化に付いていく

1つ目のスキルですが、車とかでない限り自分の体の何十倍もある物体を操作する機会は無いと思いますので車を運転する時に人生ではじめてそのスキルが求められる事になります。
ここで言う物体は車体そのものになるのですが、車体の幅や前後の感覚が身に付けていな場合、これから進む先の道路で車体が道路の何処を通るかも把握できないので、何処かぶつけてしまうのではないかという恐怖心が芽生えるわけです。
ましてや対向車とすれ違う時など否応なく相手は向かって来るわけですから、すれ違いざまに万が一ぶつけてしまったら相手に多大な迷惑をかけるわけで恐怖心はさらに増す一方なわけです。

2つ目のスキルですが、自分が操作する乗り物で時速40km/h以上のスピードが出るのは人力の乗り物では自転車くらいです。しかも自転車で40km/h以上出すのは相当条件が限られていますから通常の運転ではまず40km/h以上を自転車で出すことはないでしょう。
つまり、自分が操作する乗り物で40km/hを人生で体験するのは車が初めての機会になることが多いわけで、慣れないスピードレンジでは相当恐怖することでしょう。
しかも40km/hで流れている道路はまれで少なくとも60〜70km/hは出すことになるので、未体験ゾーンの入口である40km/hに留まらずさらにその倍の速度で走ることを強いられるのは相当の恐怖となるわけです。

3つ目のスキルですが、相手の車の位置、道路状況、道路標識など運転中に確認するものは多くあり、またそれが自動車の速度によって加速されます。
目まぐるしく状況が変わるため運転者本人がそれに付いていくのがやっとだとそれだけでかなりの体力と精神力が消耗してしまいます。

運転に慣れるために必要な3つのスキルを習得する

前項では車の運転に慣れないのは以下の2つが自分ではコントロールできていないからだと述べさせて頂きました。

  1. 自分の体よりも何十倍もある大きな物体をどこにもぶつけずに操作しながら走る
  2. その大きな物体を時速40km/h〜100km/hの速度で操作する
  3. 目まぐるしく変わる状況の変化に付いていく

逆に言うと、以下のようにしてコントロールできていない部分を克服すれば運転への恐怖心はかなり改善される事になります。

  1. 自分の体よりも何十倍もある大きな物体をどこにもぶつけずに操作しながら走る
    →運転スキル1.車幅感覚を身に付ける
  1. その大きな物体を時速40km/h〜100km/hの速度で操作する
    →運転スキル2.車のスピードに慣れる
  1. 目まぐるしく変わる状況の変化に付いていく
    →運転スキル3.予測能力をつける

運転スキル1.車幅感覚を身に付ける

車幅感覚を身に付けると人の体の何十倍もある大きな物体が道路の何処を通るのか瞬時に予測できるようになります。
しかも車幅感覚の精度が高くなるほど予測の精度は増し、それに伴って恐怖心は減っていきます。
目安としてはおおよそ±50cmの精度まで身につけると大体のケースで恐怖心はなくなります。
±25cmくらいまでの精度が身に付けば、たとえ狭路でのすれ違いだったとしてもそれに恐怖することはほとんどなくなります。

車幅感覚の身に付け方は以下の記事を参考にしてください。

運転スキル2.車のスピードに慣れる

スピードに慣れるにはまずは前項で説明した車幅感覚をある程度身に付ける必要があります。±50cm程度の精度は身に付けておきましょう。
なぜなら、これから進む先が通れるかどうかを瞬時に判断できなければ怖くてスピードが出せないからです。

つぎにスピードに慣れる方法ですが、これはもう単純でただ慣れるしかありません。
自分が恐怖を感じ始める速度から+5km/hくらい速い速度で走り、その速度で恐怖心が無くなるまで繰り返し走ります。
そしたらまた+5km/h速い速度で走り、あとはその繰り返しです。

最終的には80km/h、可能であれば100km/hで恐怖心無しで走れるようになると良いでしょう。

一応断っておきますが、法定速度違反を推進しているわけではありません。

しかし、日本の道路事情は法定速度以上で流れている道路がかなり多く、その道路事情に合わせた速度で走ることが必要でありそれが最低80km/h、だったり100km/hだったりするというわけです。

運転スキル3.予測能力を身に付ける

車幅感覚を身に付けることと車のスピードに慣れることは車の運転に慣れるための必須スキルですが、これらスキルの習得で運転に慣れたら今度は予測能力を身に付けることをおすすめします。
予測能力を身に付けることにより運転に余裕が生まれさらなる運転の慣れに繋がるからです。

特にMT車乗りはギア操作のために道路状況の把握と予測がほぼ必須のスキルになるので是非とも習得しておきたいスキルです。

予測能力と言ってもこれから起こるであろう数多の事象のうち何を予測するかという話になりますが、それは数秒後あるいは十数秒後に自分がどのような車の操作が必要になるかという予測です。
言葉にすると難しそうに聞こえますがやってみると意外と簡単です。

例えば、右側が山肌になってる見通しの悪い緩やかな右カーブがあったとします。
前方数十メートル先までの車が見えたとして、その車がブレーキを踏みながら進みカーブで見えなくなったとします。見通しが悪いのでなぜその車がブレーキを踏んだかはわかりません。でもその場合、あなたもかなりの高確率でそこに到達したときにブレーキを踏むことになることが予測されます。
さらにそのブレーキを踏んだ一つ後ろの車も、また次の車も次々にブレーキを踏んだらその予測は限りなく100%に近づくというわけです。
そこまでわかればその時点でアクセルペダルから足を離しブレーキを踏む準備が事前にでき、運転に余裕が生まれます。

ちなみに、このようなケースでだいたい考えられるのが

  • この先が渋滞している
  • この先が工事で停止する必要がある
  • この先に障害物がある
  • この先に信号があり赤である

などです。

例えこれらの具体的な予測が立てられなかったとしても少なくともブレーキを踏む準備が必要なことがわかるのでこれだけでもかなりのアドバンテージになり、それが運転への余裕が生まれます。

余談ですが、ブレーキをやたら踏む通称パカパカブレーキですが、このブレーキサインの多くは意味ないものなのですが、厄介なことにそのうちの一つが意味あったりと予測能力が身についているドライバーからするとノイズなのかそうでないのかどっちなのか非常に神経をすり減らします。

何度もフェイクを入れられているのと同じなのでイラッとする運転であることに納得できるかと思います。

まとめ

運転に慣れない原因と対策をまとめると以下になります。

  1. 自分の体よりも何十倍もある大きな物体をどこにもぶつけずに操作しながら走る
    →運転スキル1.車幅感覚を身に付ける
  2. その大きな物体を時速40km/h〜100km/hの速度で操作する
    →運転スキル2.車のスピードに慣れる
  3. 目まぐるしく変わる状況の変化に付いていく
    →運転スキル3.予測能力をつける

これらの3つの運転スキルを全て身に付けあげれば運転はかなり楽になるでしょう。
もし該当する項目があったらぜひとも対策のための運転スキルを身に付けて見てください。
これまでの運転が嘘のように楽になると思います。