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教習所では教わらないハザードランプの使い方5選

運転技術
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車のハザードランプですが公道では教習所では教わらない独自の使い方があります。

ハザードランプは正式名称は「非常点滅表示灯」と言い、主に緊急事態の意思を示す為に用いられる表示灯です。

ウインカーと兼ねた表示灯で左右ウインカーが同時に点滅するとハザードランプとなります。

さてこのハザードランプの使い方ですが、公道では独自の使い方が浸透しています。

車の意思表示方法は限られておりますがこのハザードランプを上手く使うことで相手にこちらの意思を伝える手段を増やす事ができます。

ただ、使う側も使われる側もシチュエーションやその意味を理解していないとハザードランプの点滅を見ても「どうしたんだろう?」と思うだけになってしまう可能性があります。

そうならないためにもこの記事を書きました。

筆者は9年17万キロ以上を下道で走った経験があり実際に体験した公道でのハザードランプの使い方を踏まえ紹介していきます。

ハザードランプを上手く使って車同士のコミュニケーションの幅を広げましょう。

ハザードランプ使い方5選

ハザードランプの使い方の選出は筆者による独断と偏見によるものですが、自他問わず何度も見かけた使い方なので一般に浸透していると思われるものをリストアップしました。

  1. サンキューハザード
    • 入れてくれてありがとう
    • 譲ってくれてありがとう
  2. 駐車しますハザード
  3. この先〇〇ハザード
    • この先渋滞
    • この先工事中
    • この先障害物あり
  4. ごめんハザード
  5. 超濃霧のなかでの走

1,2,3は王道、4,5はマイナーです。

1 サンキューハザード

これは王道中の王道ですね。

「ありがとう」の気持ちを相手に伝えるためにハザードランプを点灯させます。

このサンキューハザードを使うシチュエーションは主に以下2つです。

a)入れてくれてありがとう

合流のときやお店から車道に出るときなど後ろの車が前を開けて入れてもらったときに使います。

ハザードランプを点灯させるタイミングは後続車に自分の車の左右のランプがちゃんと見える状態になるほど自分の車が車線に入り切ったときに2回ほど点灯させます。

b) 譲ってくれてありがとう

山道などで前の車が道を譲ってくれたときに使います。

ハザードランプを点灯させるタイミングは前の車をちょうど追い越し切ったタイミングあたりから点灯を2〜3回ほどします。追い越した車からみるとハザードを点灯しながら追い越しているように見えます。

2 駐車しますハザード

これも王道中の王道です。

これから駐車しますと言う意思表示に使われるハザードです。

駐車する際にバックしようとしても後続車に車間を詰められてしまいバックできないときがあります。

それを防ぐために駐車の意思表示をして車間を詰めないようにしてもらいます。

逆にこのハザードの使い方はかなりメジャーな使い方なので駐車スペース付近に来たらハザードをつけないと後続車はそのスペースに止める意思がないと思われ高確率で車間を詰められてしまいます。

あとは取り合いになりそうなタイミングで対向車と出くわしたときにハザードを先に点けていた方に優先権があるといった暗黙のルールみたいなのもあり、無用な争いを防ぐ効果もあります。

3 この先〇〇ハザード

主に追突防止のために使われているハザードです。

前方の〇〇の事情で停車する必要があり、それを後続車に伝え追突されるのを未然に防ぐ効果があります。

この先「〇〇」に入る言葉は主に以下3つになります。

a)この先「渋滞」

順調に道路が流れていても突如前方が渋滞しておりブレーキを踏んで停止することがあります。

その時後続車が追突しないようにハザードランプを点灯させます。

後続車がそれに気付き、後続車もハザードランプを点灯させたら自分は消します。

このようにしてハザードランプを後続車へ伝播させて後ろへとメッセージを伝えていきます。

b)この先「工事中」

工事中で片側通行で停止しているときに後続車が追突しないようにハザードランプを点灯させます。

これを使うシチュエーションは少ないかもですが、停止箇所にわざわざハザードランプ点灯の看板を立ててる事もあるので使い方としてはメジャーです。

c)この先「障害物あり」

障害物が巨大で停止減速しなくてはいけない場合にハザードランプを点灯させます。

筆者はまだこの使い方をした事ないですが、想定していはるのは離合不可の狭い山道のど真ん中に跨げないほどの大きな落石があった場合です。

実は過去に一度無理して微妙に大きな落石を跨いだ事があったのですが、通過の際に岩が道路と車体の間をゴロゴロと転がり岩の角度が変わりガッと車体の底のどこかを打ち付けた後岩が抜けて行ったという経験があります。

その時は大事に至らなかったのですが後々考えたら車体裏は意外と無防備でエンジンや排気の一部分ががむき出しになっていてもし損傷してたら最悪走行となっていたところでした。

なので障害物があったら無理しないでハザードを点灯してゆっくりと停止しましょう。

4 ごめんハザード

この「ごめんハザード」という表現は筆者独自の表現になります。

一般的になんと呼んでいるのかわからないのと、結構マイナーなシチュエーションでの使用なのでこう呼ぶことにしました。

このごめんハザードですが、例えば信号待ちで青になったことに気付かず後続車からクラクションを鳴らされたときに鳴らされた車が「ごめんなさい、そして教えてくれてありがとう」の意味で使います。

なので実際はごめんハザードはサンキューハザードでもありますが使用シチュエーションがサンキューハザードとは明らかに違うのであえてサンキューハザードと区別しました。

クラクションを鳴らした側は相手がクラクション鳴らせれて怒ってないかな?という心配がよぎることもありますが、このハザードランプの点灯によりクラクションを鳴らした意味を理解してもらえたんだと鳴らした方も安心できるのでなかなかgoodな使い方なのでおすすめです。

筆者がこのシチュエーションに初めて遭遇したのは第三者としてでしたが、傍から見ていて、ああ、こういう使い方があるんだと何だかとても感動したのを覚えています。

クラクションを鳴らした方も、鳴らされた方も一時は気まずい感じになりますが、鳴らされた方のハザード点灯によりクラクションとハザードランプによるお互いの意思疎通が完了し、そこになんとも言えない連携とお互いの気遣いを感じられほっこりました瞬間でもありました。

5 超濃霧のなかでの走行

前方数メートルですらよく見えない超濃霧のときにヘッドランプ点灯と併せてハザードランプを点灯しながら走行し、自分の存在を伝えるときに使います。

超濃霧という稀なシチュエーションと交通量のすくなさからその使い方を最初に見たときはその人だけが使っている方法なのかな?と思いましたが、すれ違う何台かも同じような使い方をしていたのでそれなりに浸透している使い方なのだと認識しました。

車によってはバックフォグランプを装備している車もありますが、利用頻度の低さから装備していない車も多いと思いますのでこの使い方はとても効果的です。

まとめ

今回紹介したハザードランプの使い方5選は以下の通りです。

  1. サンキューハザード
    • 入れてくれてありがとう
    • 譲ってくれてありがとう
  2. 駐車しますハザード
  3. この先〇〇ハザード
    • この先渋滞
    • この先工事中
    • この先障害物あり
  4. ごめんハザード
  5. 超濃霧のなかでの走

車でできる意思表示の方法は限られています。

ハザードランプを上手く使うことで相手の車へ自分の意思を伝える手段の幅がぐっと広がります。

そして相手の車との間に意思疎通が生まれ、それは結果として安全運転にも繋がります。

車を運転する際の参考にして頂ければと思います。

それでは良いカーライフを。