今や車の必須アイテムとなっている日差しを防いでくれるサンシェードですが、実は設置には少々コツが必要で設置の仕方次第で効果が大きく変わってしまいます。
今回はサンシェードの効果を最大限に引き出す設置方法について説明します。
尚、今回紹介する方法はメーカー非推奨であるため、今回紹介した設置方法により発生した事故や故障については当サイトは一切の責任を負いません。設置については自己責任でお願いします。
ただし効果はバツグンです。
サンシェードを外に設置すると効果バツグン
いきなりですがタネ明かしです。
サンシェードの効果を最大限に引き出すにはサンシェードを車の内側ではなく外側に設置します。
実際サンシェードを外側に設置するにはかなり勇気が必要で、「うわー、あの車サンシェードの付け方間違ってるぅ〜。外側に付けてるよ。ちょーウケるぅ〜。」と後ろ指差されるかもしれません。
しかし、夏の強烈な日差しを可能な限り効果的に遮断できるのであれば恥ずかしさという犠牲は致し方無しです。
筆者が実際に試し数値的な証拠はありませんが、体感としてフロントウィンドウの熱さが明らかにそれとわかるほど断熱効果が実感できることが確認できています。
また理論的にも効果があることの説明がつくのでそれも踏まえて説明します。
サンシェードを外側に設置するとなぜ効果的なのか
サンシェードには以下2つの大きな役割があります。
- 太陽から降り注ぐ光を遮る
- 太陽からの熱を遮る
そしてこれらの役割を効果的に発揮するためのサンシェードの設置方法は以下の通りです。
役割1の太陽からの光を遮るためのサンシェードの設置については、特にコツは不要です。
光を通しさえしなければ良いだけなので光を遮断したい窓をサンシェードで適当に覆うだけです。
役割2の太陽からの熱を遮るためのサンシェードの設置については設置にコツが必要になります。
そのコツとは窓とサンシェードの間に隙間を作らないよう窓に貼り付けるように設置することです。
窓とサンシェードに隙間があると温室と同じ構造となりその隙間にある空気が太陽の熱でどんどんと加熱されてしまいます。
そして、その高温の空気がサンシェードの隙間から車内へと流れ込み車内全体を温めてしまいます。
なので、サンシェードと窓の間に隙間ができないようサンシェードを窓に貼り付けるように設置する必要があります。
しかし、サンシェードの素材の多くは型くずれしないようなある程度硬い素材で作られているため、運転席の窓のように湾曲した面に張り付くように設置するのは無理があり、どうしてもサンシェードと窓の間には隙間ができてしまいます。
一方、サンシェードを外側に設置する場合は窓とサンシェードの間にできる隙間は気にせず設置して問題ありません。
なぜなら窓とサンシェードの間に隙間があってもそこにある空気は常に外気に排熱されるのとその空気は車外にあるため車内に入り込む事が一切ないからです。
サンシェードを外側に設置する際の注意点
※サンシェードを外側に設置する方法はメーカー非推奨のため自己責任でお願い致します
サンシェードを外側に設置する場合は以下の点に注意して設置する必要があります。
- 雨に濡れてサンシェードダメになる可能性がある
- 風か強いとサンシェードが飛ばされる可能性がある
- ワイパーを誤って作動させてしまうとサンシェードと干渉してワイパーが壊れる可能性がある
- 普通じゃない設置方法なのでやっぱり恥ずかしい
雨に濡れてサンシェードダメになる可能性がある
サンシェードは車内に設置するものなので耐水仕様ではありません。
水に濡れると中の断熱材などいろいろとダメになり使えなくなる可能性が高いです。
これに対する対応策は無く、雨に濡れてダメになることはある程度割り切るしかないです。
風か強いとサンシェードが飛ばされる可能性がある
大抵のサンシェードは吸盤かサンバイザーで挟むなどの簡易固定となります。
外側に設置する場合は吸盤で固定可能ですが固定する力は弱いので風の力には負けてしまいます。
対応策としてはサンシェードヒモで固定することです。
筆者がやった方法は吸盤の穴にヒモを通しサイドミラーと結び付けるやり方です。
ワイパーを誤って作動させてしまうとサンシェードと干渉してワイパーが壊れる可能性がある
外側にサンシェードを設置する場合、ワイパーに被せるように設置するようになりますが、その状態でワイパーを動かしてしまうと少なからずサンシェードと干渉して最悪ワイパーが故障してしまうかもしれません。
対応策は基本ないですが、窓とサンシェードの間にある程度の隙間をあえて作りワイパーの逃げ場をできるだけ作ってあげることです。
普通じゃない設置方法なのでやっぱり恥ずかしい
サンシェードの設置方法を間違える人など普通いないので間違って設置していると思われるのはやっぱり恥ずかしいです。
しかしその効果が認知されるようになれば外側設置のサンシェードが登場し、それが常識になるかもしれません。
ちなみに、冬の霜対策で外側に設置するカバーがありますが、素材がとても熱に耐えられるような素材ではなかったので恐らくサンシェードの代用にはなり得ないでしょう。
まとめ
サンシェードの効果を最大限に引き出す方法は至ってシンプルで
「サンシェードわ外側に設置する」
です。
もしどなたかに「サンシェードの付け方間違ってますよ」と言われたら「いや〜、実はこの方法だと効果バツグンなんですよ〜」と言いましょう。「この方法だと…」と言う言い回しをすることで普通の使い方も知っているんだと察してくれるでしょう。
多少恥ずかしい思いをするかもしれませんが、暑さに比べたら何のそのです。
それでは良いカーライフを。