車の維持費は年式を重ねるごとに修理箇所が増加するため、修理費は増加します。
しかし維持費は年式に応じて一定量に増えるのではなく加速的に増加します。
この事実を知らずに乗り続けると、あるときふと気が付けば維持費がとんでもない事になっている事実に直面することでしょう。
どんな感じで維持費が増加するのか
車の年式を重ねると維持費は増加しますがその増加量は一定ではなく段々と加速しながら増加していきます。
例えば年式を1年、2年と重ねるごとに維持費が1万、2万、3万と一次関数的に増えるのではなく、1万、2万、4万、10万…みたいに指数関数的に増えていきます。
さらに維持費の増加傾向とは別に加えて突発的に大規模な修理が追加で発生することも珍しくなく、それだけの修理でも修理費が20万以上なんてこともザラになります。
なので古い車に乗るにはそれなりの財力が必要となり、維持費の累計額が購入価格を超えるのは当たり前になることを認識して車を所有する必要があります。
なぜ維持費は加速度的に増加するのか
車は無数の部品で構成されています。
そして、それらの部品の寿命はさまざまで寿命が長い部品ほど高額になりがちで、またそれが普段交換する事を前提としてないことから交換が困難で工賃が高くなる傾向があります。
なので年式を重ねるごとに段々と高額な部品で交換が困難なものが増えてくるため維持費は加速度的に増加するのです。
数ヶ月や1、2年ごとに交換を前提としたいわゆる消耗品の部類、例えばワイパー、エンジンオイルなどの交換は単なる定期メンテナンスで比較的部品の値段も安価で交換も容易な傾向にあり費用は数千円程度に収まります。
ところが5年くらい経つと消耗品ではない部品の交換が段々と必要になってきて数万から十数万くらいの本格的な修理が始まります。
例えばスパークプラグやギア関連のオイル、内装の各種スイッチなどの電装部品などです。
このあたりから維持費の負担を感じはじめることになりますがこれはまだ序の口です。
さらに年式を重ね10年くらい経つと部品も工賃も高額なブッシュ類(部品と部品の繋ぎ目などに使われるゴム類)の交換で十万超えは当たり前になります。
15年や20年くらい経つと部品は安いが工賃が恐ろしく高くなるガスケット類(マフラーやエンジンなど繋ぎ目に使われる気体や液体が漏れない様にする部品)などの交換が必要となってきて数十万の修理費が必要だったりとなります。
この様にして年式を重ねると維持費、修理費はの加速度的増加していくのです。
維持費の増加を抑えるのは難しい
部品には経年劣化というどうしても逆らえない寿命があります。
なのでどんなに丁寧に乗っていたとしてもそれは部品の寿命を最大限に引き出す所までが限界でどうしても寿命を迎えてしまい遅かれ早かれ部品の交換は避けられません。
なのでどうしても維持費が年々増加する事に抗うのが難しいのです。
ただ、全く対策できないかと言うとそうではありません。
例えば社外品によっては品質が純正品と同等以上のものもあり、そのような品質と寿命の高い部品を選ぶことで部品の交換サイクルを延ばし維持費を抑えることができます。
純正品は確かに品質はある一定以上ありますが必ずしも最高品質とは限りません。
なので社外品を探すと純正品より品質や寿命が高い部品は意外と見つかるものです。
具体的な方法としては、大手のカー量販店で部品交換してみるのも一案です。
カー量販店は部品の販売がメインと言っても過言でなく、部品品質は企業の生命線であるため下手な部品は提供できない事情があります。
そのような背景からカー量販店が扱っている部品は大手製造の良品質な部品が結構あります。
知識や技術があれば修理費を大幅に抑えられる事もある
車の構造に関する知識や整備技術を持っていたりすれば効率的な修理や自分でメンテナンスできるため修理費を抑える事ができます。
これはあまり一般的な方法ではないですが大幅な修理費の削減に繋がる事もあります。
具体的な効果は次の通りです。
車の構造に関する知識が修理費の削減になる
車の構造に関する知識があると効率的で経済的な修理ができ修理費の削減に繋がる事があります。
例えばゴム部品であるブッシュの交換がいい例です。
ブッシュは部品間の振動を吸収するための部品である部品と部品の繋ぎ目に用いられ、アームなどの金属の部品に埋め込まれていることが多いです。
通常ブッシュ単体の交換は特殊な工具や手間、修理保証などの面から行われず、アッシー部品(組付け済み部品)と呼ばれる既にブッシュが金属部品に組み付けられた部品一式まるごとを交換するのが一般的です。
この場合、まだ使えるアームなどの金属部分も必然的に交換となるため部品が高額になります。
車の構造に詳しくないとこの様な一般的な修理方法のみが修理の選択肢となるのですが、車の構造に関する知識があるとブッシュ部分のみの交換はできないのか?という疑問が生まれ、いろいろ調べるとブッシュのみの交換が可能なことがわかり、部分費用が大幅に抑えられ修理費を削減できる事があります。
ちなみに、このブッシュ部分のみの交換ですが、モータースポーツ向けに強化された部品が社外品として流通していることが多く、車に詳しい人であればブッシュ部分のみの打ち直しは珍しくない選択肢となります。
※ディーラーが提案しないような一般的ではない修理方法はその修理方法や修理部品自体が保安基準を満たす(車検に通る)かどうかを必ず確認してから修理を依頼しましょう
車の整備技術があれば修理費の削減になる
車の修理を自分で行えれば工賃が削減できるためその分の修理費を抑える事ができます。
整備の難易度は様々ですが車に詳しくない初心者でもできる整備も少なくありません。
例えばライト類のバルブ(電球)交換など消耗品の部品交換は特殊工具も不要で作業工程も単純で難易度が低いものが多いです。
作業に自信がなかったり、工具がなかったり、手間の割には修理費の削減がいまいちなどの場合は整備士に修理してもらうのがいいでしょう。
ちなみに車の整備資格を持っていないので整備をしてはいけないと思って無意識に修理を整備士に修理をお願いしている方も多くいると思います。
しかし、自分の車を整備する分には基本的に問題ありませんし、そもそも車のオーナーは自分の車を自分でメンテナンスする義務がありますので基本的にはオーナーがメンテナンスするのが基本なのです(教習所でそのように習うと思います)。
駄目なのは無資格で他人の車を整備したり、それで報酬を受け取るような事業としての行為をした場合になります。
最後に
今の時代はあらゆる情報に簡単にアクセスできる環境が整っていますので車に関する知識の補完も容易です。
年式を重ねると修理費の増加は避けられないため、かなり古い車に乗っているオーナーは高額な修理費には何度も遭遇する事と思いますが、ちょっと調べれば修理費を大幅に浮かせることが可能なことが今の時代であることも知っておくと良いでしょう。
この記事があなたのカーライフの支えになれば幸いです。
それでは良いカーライフを。
