道路交通法違反ではないけど危険を感じさせたり、タイミングのズレた間の悪い運転をするといったような何かと相手ドライバーをイラッとさせる運転をするドライバーをしばしば見かけます。
このような運転をしても法律違反ではなく何か罰則があるわけではないですが、法律違反でないからやって良いということにはならず相手に配慮した運転するのがマナーというものです。
自分の運転が相手ドライバーをイラッとさせていないか振り返ってみましょう。
イラッとする運転事例
公道でかなりの確率で遭遇するイラッとする運転事例を集めました。
自分の運転が事例に当てはまっていないか振り返ってみましょう。
- マイペース運転
- ちょろちょろ走行
- 追い越しと割り込み
- 後続車のハイビーム
- 車両優先順位が分かってない
- 駐車場でヘッドライト点けっぱなし
- 並走してくる
マイペース運転
周りの流れを考えず周りより遅い速度で走る運転です。
一番有名なのは低速走行を続け後続車をブロックし続ける「とうせんぼう走行」ですがこれは違反なのでイラッとする運転からは一端除外です。
違反でないけどイラッとするマイペース運転は、青信号に変わってもすぐに発進しなかったり、発進しても加速がもたついて前の車からどんどん離されたりする運転です。
特に右折信号の場合は青信号の時間が短いので発進にもたつかれて自分が右折できなかった時のイライラはハンパないです。
ちょろちょろ走行
赤信号で停止すると思いきやなかなか止まらずちょろちょろ走行して前方との車間を超ゆっくり詰めたり、停止したと思ったらちょっと進んで止まるのを繰り返して前方の車との車間を詰めるような運転です。
後続車としてはメリハリの無いダラダラした運転に付き合わされるため非常にイラッとします。
ちなみに大型トラックなどが完全停止を避けるために前方の赤信号を見越してゆっくり走る事は大目に見ましょう。
大型トラックのストップアンドゴーはかなり時間を要するため結果的に後続車にとっても最適解であることが多いです。
追い越しと割り込み
単なる追い越しだけならば問題無いのですが、追い越し後すぐに前方へ割り込むとかなりイラッとします。
なぜなら単なる追い越しだけならこちらの車が遅くお先に失礼と抜かしただけなのでこちらに非があります。
しかし追い越した後すぐに前方へ割り込むのはとなるとその行動に合理性が無く単なる悪質な割り込みであり挑発行為であるためかなりイラッとします。
例えるなら、行列に並んでいて後ろの人から肩を掴まれ「邪魔だどけ」と後方に追いやられ前に割り込まれる行為と同じです。
実際こんな事をする人は皆無に等しいですが、車となると何故か別で公道ではこの様な光景は意外と見かけます。
やはりハンドルを握ると人が変わるというのはあるあるなんでしょう。
後続車のハイビーム
知らせたくても知らせる方法がないためどうする事もできずイラッとするのが後続車のハイビームです。
複数車線なら後続車をパスさせるのは容易なので事なきを得るのですが、単一車線でなかなか後続車をパスできないのでハイビームを食らい続ける事になり、 かなりイラッとします。
オートハイビームとLEDヘッドライトは昨今の車では標準装備になってますが、後続車との距離が空いているとオートハイビームがOFFにならず、さらにLEDヘッドライトの強烈な光が目に突き刺さりイライラは増幅します。
車両優先順位が分かってない
信号の無いどちらも同じ道幅のT字路ではTの頭の横棒側が優先になります(左方から来る車が優先のルール)。
これは判断が難しいケースですが実際はこの様なT字路はまれで優先順位が分かりやすくなっている場合が多いです。
たとえばTの頭の横棒の方が道幅が広い主道路になっている、またはT字路の縦棒側に止まれ標識がある場合はTの頭の横棒側が優先になります。
この様に教習所で習うはずの優先順位を理解していない優先側のドライバーが非優先側の車を待ってしまい非優先側のドライバーはなかなか進めずイラッとさせられます。
駐車場でヘッドライト点けっぱなし
夜間の駐車場で駐車した後もヘッドライトを点けっぱなしにして前方の車を照射し続ける車がいてイラッとします。
駐車場(特に大型駐車場)では夜間ヘッドライトはなるべく早めに切るようにしましょう。
駐車場ではほぼ必ず車が向き合う配置になっているのでヘッドライトを消さないとほぼ確実に相手の車に照射する事になります。
並走してくる
片側複数車線で左側を走行している車が右車線の車と並走されるとイラッとします。
並走自体に違反となる法律は見当たりませんが、法律云々以前の問題でこれは危険を感じさせる行為になります。
逆に並走に危険を感じないのであればそれは厳しい言い方をすれば安全運転の意識が欠如してると言えます。
なぜなら運転しているときは常に不測の事態に備えマージンを取るのが必須だからです。
前方との車間距離をとるのは前方が万が一急ブレーキを踏んでも追突事故を回避するために必要です。
左右は関係ないと思われるかもしれませんが前方に障害物があった場合に相手が車線を跨いで避けてくる、もしくは自分が車線を跨いで避けてしまうかもしれないからです。
急な車線変更は当然NGですが、咄嗟の出来事ではNG行為という判断は追いつかず本能で操作してしまうことがあるため並走していると接触事故になる可能性を生むので危険なのです。
最後に
イラッとする運転はまだ他にたくさんありますがきりが無いので王道パターンを挙げました。
最後に一言。
「人の振り見て我が振りなおせ」
運転の上手いドライバーは相手に迷惑をかけないドライバーです。
相手の運転にイラッとしたとき自分も同じ事をしていないか振り返ると良いでしょう。
それでは良いカーライフを。
