普通自動車免許を取るため自動車学校へ入校する際に最初に決めておかなければならないことがあります。
それはMT免許かAT免許のどちらを取るかです。
この記事はMT免許AT免許どちらを選ぶべきか迷っている方向けの記事です。
MT免許とAT免許の違いを見ながらそれぞれの特徴を紹介していますので選ぶときの参考にしていただければと思います。
また、AT免許とすでに決めている人もMT免許をもう一度考えてみてください。
MT車はAT車にない魅力がたくさんありますのでカーライフの楽しみが増えることがあります。
なのでMT免許を再検討する価値はあります。
MT免許ならばAT車も運転可
MT免許ならばAT車の運転も許可されます。
そもそも普通自動車免許にMT免許、AT免許という種類はありません。
普通自動車免許という種類が一つあるだけでそれが俗にいうMT免許になります。
AT免許と呼ばれているものは普通自動車免許に対してAT車に限り運転が許可された条件付き免許です。
免許証の条件欄に「普通車はAT車に限る」と条件が書かれます。
AT免許はいわば制限付き免許となりますので、それだけ運転が許可されている車に制限がかかるということを意味します。
その制限とは具体的にはMT車の運転ができないということなのですが、これが今後の人生にどれだけ影響するかは人それぞれです。
しかし、仕事で必要になることもあり免許がなかったために仕事の幅を狭めることもあります。
また、MT車はAT車にない運転する楽しさを与えてくれることがあり、カーライフが想像もしなかったほど人生に彩りを加えることもあります。
なのでAT免許を考えている人はもう一度考えて見ると良いかもしれません。
MT免許とAT免許とでは時間も費用も数時間、数万円の差なので一生モノの免許にこれを惜しむ価値があるかどうかというのも踏まえて見ると良いでしょう。
最初はMTに興味がなくても教習をきっかけに興味を持つかもしれないし、何がきっかけで興味を持ち始めるかわからないものです。
運転が上達しやすい
MT車の場合はAT車では必要とされないギア操作が必要になります。
加速、減速に応じてギアを選択するわけですが、ギアを変える前に道路状況を見てそれが必要かどうか判断してからギアを変えます。
スピードを上げようと何者考えずにギアを上げた場合、前が詰まっていたり、信号が赤に変わろうとしたらそれはムダになるわけですから自然とギア操作に入る前に道路状況を確認する様になります。
この道路状況の確認こそが運転を上達させます。
ギア操作の度に道路状況を確認するわけですが、段々慣れてくると予測能力まで向上してきます。
最初のうちは車1台先の状況確認がやっとだつたのが段々慣れてくると2台先、3台先、そして数台先まで一瞬で把握できるようになります。
それに合わせて車の信号だけでなく歩行者信号まで見る余裕などが生まれどんどんと視野が広がっていきます。
例えばカーブとかで数台先の車がブレーキをかけたときカーブの先の見えない所で赤信号だとか、工事しているとかなど減速または停止が必要であることが予測でき落ち着いてブを踏む事ができます。
運転の視野が広がると周りへの配慮ができる運転となりスムーズかつ安全な運転ができるようになります。
それこそが上手な運転でありMT車の運転はそれを促してくれます。
AT車はギア操作がないのでただアクセルを踏むだけで加速し、ブレーキを踏めば減速します。
ハンドル、アクセル、ブレーキの感覚に慣れればだれにでもすぐに運転できます。
言い方が悪いかもしれませんが子供にだって運転できます。
AT車がゴーカートと揶揄されるのはこれが所以です。
決してAT車では運転が上手くならないと言っているわけではないですが、運転が簡単なので運転への上達意識を持っておかないとなかなか向上しないと思います。
MT車は本当の運転する楽しさが味わえる(かも)
これに関してはほぼ趣味の世界なので個人差がでます。
車の運転の一瞬で魅了されてしまう事もあれば、永遠に楽しさがわからない事もあります。
さて、運転の楽しさとは何かですが、これは車が自分の思った通りに操作できた時に感じる事とではないかと私は考えています。
万人がそれに当てはまるわけではないですが、人は思い通りに事が運んだときに快感を得る事があり、車の楽しさの正体は正にそれではないかと考えてます。
山道なんかのワインディングロードでよくあるのがコーナを曲がるときの「減速→ハンドルを切る→加速」といった一連の流れで最小限の減速で良い感じでスピードか乗った状態からハンドルを切り、舵角も一発で決まり、コーナ出口で加速して爽快にコーナを抜けて行くようなイメージです。
操作に一切無駄がなく車が自分の思い通りにコーナを抜けたことに快感を得るといった感じです。
これだけなら別にAT車でもいいのですか、MT車のギアチェンジがここに加わると車を操作しているという感覚グッと上がり、思い通りに操作が決まるとその快感はAT車の比ではないということです。
まとめ
現在の日本ではAT車がほとんどを占めておりMT車が運転出来なくても困るケースは稀です。
しかし、就職や仕事の都合など以外な時に必要になったりする事があったりするので、AT限定だったがために大事な機会を損失しないためにもMT免許はおすすめです。
AT免許と時間も費用も大した差が無く、自動車免許は期限無しの一生モノでもあるので持っていても損はないと思います。
また、MT車の運転が趣味になった時はそれがあなたの人生に彩り加えるものとなるかもしれません。
それでは良いカーライフを。
