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公道で無意識でやりがちな危険な走行

運転技術
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危険走行といえば悪意から意図的に行われるものというのが一般的な解釈だと思います。

しかし本人が意図的ではなく無意識に危険な走行をしてしまっている場合があります。

スポーツなどある程度やり込んだ事がある方は想像出来ると思いますが、同じ動作を重ねていくうちに知らず知らずのうちに悪い癖が身に付いてしまう事があります。

これは実体験からの持論なのですが、同じ動作を繰り返す過程で本能的に体に無理な負荷が掛からないように自分にとって動作しやすいフォームへと無意識に改良されてしまうと考えてます。

そしてそれが良い方向で改良されればよいのですが、必ずしも良い方向とはならず悪い方向へ改良されてしまうときがあり、それが悪い癖として身に付いてしまうと思ってます。

ドライビングと一種のスポーツであり経験と動作を重ねる過程で悪い癖がついてしまうことも少なく無意識に危険な走行をしてしまうことがあると思ってます。

次に挙げる例で自分が無意識に危険走行を行っていないか今一度思い返して見てみてください。

カーブでのショートカットによる対向車線はみ出し

カーブでしっかりとハンドルを切って車線内を走らずカーブの内側の車線をまたいで直線気味に走行するドライバーがいます。

カーブの多い山道で多く出くわす危険な走行のように思われますが、カーブが少なくスピードが乗りやすいことから意外と街中でもよく見かけます。

本来であればカーブのきつさに応じてしっかりと減速し車線に合わせしっかしとハンドリングすべきなのですが、減速せずにそのままのスピードで走行してしまって結局のところ曲がり切れずに車線をまたいでしまっているのが原因です。

しかし当のドライバーはスピードが乗ったままいい感じでカーブを通り過ぎることができてしまうため上手く走れてるように錯覚してしまい車線をはみ出している事に気づかずに車間をまたいで走行してしまっているのです。

車間距離の不保持

煽っているわけではなく無意識に前の車との車間が近いドライバーがいます。

前の車を注視しすぎてしまうと無意識に視線が近くなり段々と前の車に接近して走るようになります。

極端に車線の左または右に寄った走行

普段から遠い目線ではなく近くを見てしまう癖がある事が原因と考えられ、日に日に前の車に接近していきやがてそれに慣れてしまい普段から車間を詰めて走るようになってしまいます。

車線の中央を走れず左または右に極端に寄って走行しているドライバーがいます。

ほとんどが右ではなく左に寄ったケースが多いです。

左に寄ってしまう原因は車が右ハンドルでかつドライバーが車体感覚をいまいち掴めてない状態で自分が車線の中央を通過していることが車が車線の中央を通過していることと錯覚しているからです。

右ハンドルの場合、ドライバーの位置は車体の右側となるため車が車線の中央を走っているときはドライバーの位置は車線中央より右側になります。

しかし車体感覚が無いと車の位置を基準とした走行ではなく、無意識に自分の位置を基準とした走行をしてしまうことから自然と左に寄って走ってしまうためです。

もう一つは対向車とのすれ違いが怖くて無意識に対向車との幅を取り左に寄ってしまう場合です。

右ハンドルの場合は対向車との距離感が近くなるため、すれ違う際の恐怖を感じやすくなります。

ただこれも車体感覚が掴めていれば対向車とのすれ違いは怖くないはずですが、車体感覚がいまいち掴めてないと対向車とのすれ違いが怖くなります。

右に寄ってしまっているドライバーは右ハンドルだと左側の位置や状況が見えづらいため無意識に左側の車幅を確保してしまい右に寄ってしまいます。

やはりこれも原因は車体感覚がいまいち掴めてない事が原因です。

不要な複数車線での並走

片側が複数車線の道路で混雑していないにも関わらず隣りの車と並走するドライバーがいます。

周りの流れに乗って走っているつもりで走っているのは分からなくもないですがそもそも右車線と左車線とでは右車線の方がスピードレンジが違うものですので並走状態になることは基本的にはありません。

並走状態だと前方に障害物などがあった場合はハンドルを切って避けようとする事ができなくなるか、隣りの車線の車との衝突がありうるため無用な事故を招きます。

車間距離は前後だけでなく左右も必要なのですがこれを理解しておらず逆に流れに乗れているとて無意識に危険な状態で走行してしまっているのです。

追い越し時の車間距離不足

複数車線ある道路で左車線を走行している車を右車線から追い越し左車線に戻る場合に左車線の車に覆い被さるように左車線へ戻る車がいます。

追い越した車は左車線の車を十分引き離して追い越したつもりでいますが、追い抜かれる車もそれなりの速度で走行しているので追い越すには思った以上に距離と時間が掛かるものです。

感覚的には十分に引き離せたと思っても意外と引き離せていないのが実情であり、そんな状態で左車線に戻れば当然覆いかぶさるようになってしまうのは当然です。

そもそも追い越す場合、追い越す車と追い越される車の速度差なんてせいぜい10〜20km/h程度ですし、追い越し始めは速度差は殆どないので平均時速はもっと遅くなり5〜10km/hといったところです。

止まっている車を5〜10km/hで追い越そうとしているのと同じことなので想像し易いかと思いますが止まっている車の頭2〜3個ぐらいは抜け出さないと十分に追い越せたとはいえず、そこまで行くのには10秒弱は掛かります。

車を追い越すのは以外と時間が掛かりますのでその事を念頭に置きつつ、車線に戻る際も後方をしっかりと確認して戻るようにしましょう。

まとめ

無意識にやってしまう危険な走行とその原因は以下の通りです。

カーブでのショートカットによる対向車線はみ出し

→運転操作の悪癖とスピードの乗り過ぎ

車間距離の不保持

→前の車に注視し過ぎ

極端に車線の左または右に寄った走行

→車体感覚が掴めていない

不要な複数車線での並走

→間違った流れに乗った走行

追い越し時の車間距離不足

→追い越し切ったと勘違い

無意識にやってしまう危険な走行の原因のほとんどが運転スキルの未熟さと、普段からやってしまっている悪癖です。

運転初心者であれば自分の運転が未熟なのを認識しているのと運転スキルは発展途上なので今回挙げたような危険な走行は改善の見込みがあります。

しかしベテランドライバーだとこれまでの経験が逆に自分の運転を省みる機会を妨げとなるため改善の見込みが薄くなります。

なので、この記事を読んだのをきっかけに自分の運転を振り返りドライビングスキルの向上に役立てて頂ければと思います。

それでは良いカーライフを。