快適で楽しいドライブとするためには旅先でのトラブルを未然に回避することが重要です。
ドライブ中に起こるトラブルにもいろいろとありますが、ここではドライバー同士のトラブルに焦点を当てたいと思います。
ドライバーの数分だけドライバーのタイプがいるためドライバー同士のトラブルを完全に100%回避するのは難しいです。
ですが、ここで話すことを運転する際にしっかりと心掛けて実践すればドライバー同士のトラブルはほぼ100%回避することができます。
楽しい思い出より嫌な思い出のほうが強く残るため無用なトラブルは回避してたくさんの楽しい思い出を残しましょう。
そもそもドライバー同士のトラブルの原因は2つしかない
ドライバー同士のトライブにおいてそこに登場する人物は「相手」か「自分」の二人しかいません。
ないのでトラブルの発生原因はこの二人のどちらかにあると言うことになります。
- トラブルの原因が相手である
- トラブルの原因が自分である
ではトラブルの原因が相手または自分にある場合とはどのようなシチュエーションなのかを考えてみます。
トラブルの原因が相手であることはほとんどない
トラブルの原因が相手の場合、つまり自分に全く非がなく完全に相手側に非があると状況について考えます。
このような状況とはつまり「何もしていないのにいきなり絡まれた」というような状況です。
諸外国に比べて比較的治安の良い日本に限って言えば確率論からしてほぼこのような状況は起こらないと言っても過言ではないでしょう。
なぜならそれは普通に街中を歩いていたらいきなり絡まれたと言っているのとほとんど同じことであり、このような状況になるのは日本においてはごく稀で、それは車社会でも同じ事が言えます。
なので自分に非がなく全て相手に非がある場合というのはほとんど起こり得ないと言うことがわかります。
トラブルの原因は自分に非がある場合がほとんど
このような見解の見出しは一般的な感覚としては理解を得られないのは承知してます。
しかし先に述べた通り自分に非がなくトラブルの原因が全て相手に非があるという状況の発生確率の低さを考えると、理論的にはほとんどのトラブルの原因は自分であるということになるのです。
でも多くの方は自分が悪いとは思っておらず相手が悪いと思っているから対立するわけであります。
ではトラブル原因の真実はどこにあるのでしょうか?
それを解くカギは「無自覚」にあります。
自覚ある加害者と無自覚な加害者
自覚ある加害者とは、トラブルの火種を作ってしまった(かも)と言うことを自覚している加害者です。
自覚のある加害者は悪意なく迷惑を掛けてしまったものの迷惑を掛けたことに自ら気付くドライバーです。
自分を顧みることがてきるため同じ相手に何度も何度も迷惑はかけません。
なのでこのタイプのドライバーがトラブルに発展することは稀です。
相手が余程の短気なドライバーでない限りトラブルまで発展しないのでこのタイプのドライバーの多くは加害者にならずに済むでしょう。
問題は無自覚な加害者ドライバーです。
自分が加害者である自覚のないため自分の行いが改善されることなく運転の度に相手ドライバーに何度も何度も迷惑をかけ続ける事になります。
トラブルに発展するのはもはや時間の問題です。
トラブルの原因のほとんどが無自覚な加害者ドライバー
これまでの内容をまとめると、消去法からトラブルの原因のほとんどが無自覚な加害者ドライバーであることがわかります。
- 相手がトラブルの原因→遭遇機会がごく稀
- 自分がトラブルの原因
- 自覚あり→トラブルまで発展することはごく稀
- 自覚なし→トラブルに発展する確率が高い
トラブルの原因のほとんどが無自覚な加害者ドライバーであるという結論が導き出されたことで自分が無自覚な加害者ドライバーにならなければトラブルになる確率がグンと減らせることがわかります。
これがトラブル回避のカギとなります。
トラブル回避のカギは自覚のない加害者ドライバーにならないこと
トラブルの発生原因の多くが「自覚のないのない加害者ドライバー」であることがわかりました。
つまり加害者であることを自覚する事がトラブル回避につながるというわけですが、無自覚な加害者ドライバーとは具体的にどんなドライバーなのでしょうか?
自覚のない加害者ドライバーは大きくわけて2タイプいると考えられます。
無神経ドライバー
- 自己中ドライバー
- 無神経ドライバー
無神経ドライバーとは周りが見えておらず只々ドライブするドライバーです。
たとえ相手に迷惑をかけていたとしても当の本人は周りが見えてないので迷惑をかけていることに気づきません。
本人に当然悪意はないので迷惑をかけている自覚症状がないことから自分を顧みる機会はなく永遠と周りに迷惑をかけ続けるタイプのドライバーです。
自己中ドライバー
やってる行為に自覚はあるものの法律的に問題なければ何でもやっていい、みんながやっているから自分もやっていいと思っているタイプです。
とにかく自分の行為を正当化し間違った事はしていないと言う考えから自分を顧みる機会はなく永遠と周りに迷惑をかけ続けるタイプのドライバーです。
自分が無自覚ドライバーにならないための心掛けは「相手ファースト」
無自覚なドライバーは無神経ドライバーと自己中ドライバーの2つのパターンがあることがわかりました。
しかし自分が無自覚な加害者ドライバーなのか、そしてどっちのタイプなのかといきなり自己分析するのは難しいと思います。
なので自己分析は後回しにして問題ありません。
まずは「相手ファースト」つまり相手ドライバーを思いやる運転を心掛けて運転しましょう。
無神経ドライバーも自己中ドライバーも共通している問題点は相手を思いやる運転ができていないことです。
相手を思いやれば周りを見ようとして無神経ではなくなるし、自分の運転が相手にどう感じるかも意思するようになり自己中な運転はしなくなります。
そしてそうしているうちにだんだんと自分の運転の問題点が見えてきて、自分の運転が無神経なのか自己中なのかはたまた両方なのかがわかるようになってきます。
自分の問題運転のタイプがわかったらそのタイプにならないようにより意識して運転することでさらにトラブルの回避率はあがります。
具体的な「相手ファースト」の運転方法
相手ファーストの運転は具体的には以下2つの事をしっかり意識しながら運転すると言うことです。
もっと言えば謙虚な気持ちで運転すると言うことです。
- 相手の運転を妨げていないか気を配る
- 相手からのパッシングは自分の運転の不味さを教えてくれているサイン
相手の運転を妨げていないか気を配る
この気配りができるようになると周りの状況がよく見えるようになるため、とうせんぼう運転や無理な割り込みなど相手の運転の妨げとなるようなことはしなくなるでしょう。
最初のうちは気配りに疲れてしまい運転がしんどいかもしれません。
ただそれを続けていると段々と気配りに無駄が無くなり、少しの労力で気配りができるようになりやがて無意識に気配りができるようになるでしょう。
相手からのパッシングは自分の運転の不味さを教えてくれているサイン
どんなに謙虚に気配り運転していても当然気付かないこともあります。
そんな時運転の不味さを自覚させてくれるのが相手からのサインです。
相手ドライバーも人なので迷惑ドライバーへは多くの場合はまずは警告を表すパッシングをしてくることがほとんどです。
パッシングの程度はありますが、それを煽りと思い込まず謙虚にな気持ちで自分への警告と受け止めましょう。
パッシングには色々ありますが、以下のパッシングは一旦は自分への警告だと思って認識しましょう。
※筆者の独断ですが、下に行くほど警告の度合いが強い印象になります。
- 車間を詰める
- 直線でウインカー
- パッシングライト
- クラクション
- 幅寄せ
尚、これらのパッシングを肯定しているわけではなく一度はサインとして見ることで自分の過ちに気付くきっかけになるため挙げてますので誤解のないようお願いします。
ちなみに、相手が本気の煽り運転になると先に挙げた単なるパッシングではなく以下のような相手を止めようとする行為が入ってきます。
- 相手が速度を落としたり止まるまで執拗に車間を何度も詰めたりパッシングを繰り返し、後に追い越し前を塞ぎ相手を止める
- 執拗に追いかけた後追い越し前に割り込みブレーキを踏み相手を止める
法律上は煽り運転に明確な定義はないですが、その執拗さと不必要さが組み合わさっていることが煽り運転には多いと思うと良いでしょう。
まとめ
トラブルでの登場人物は自分と相手なのでトラブルの発生原因は以下2つしかないと考えられます。
- トラブルの原因が相手である
- トラブルの原因が自分である
トラブルの原因が相手である場合は常識的に考えて稀であることから、ほとんどの場合トラブルの原因は自分にあると言えます。
トラブルの加害者には「自覚のある加害者」と「無自覚な加害者」ドライバーがいて多くの場合無自覚な加害者ドライバーがトラブルの火種となります。
自分が自覚のない加害者ドライバーにならないように以下を心掛け謙虚な気持ちで運転することが重要です。
- 相手の運転を妨げていないか気を配る
- 相手からのパッシングは自分の運転の不味さを教えてくれているサイン
自分が謙虚になり相手を思いやる運転を心掛ければ相手も自分もwin-winの関係になりトラブルはかなり回避でき、トライブは楽しい思い出となるでしょう。
それでは良いカーライフを。