車のハンドル操作方法のうちの一つであるクロスハンドルの操作方法について解説します。
日本の自動車教習所で教わるのがこのクロスハンドルです。これに対して非推奨とされているハンドル操作が送りハンドルです。
クロスハンドルはその名の通りハンドルを回す際に手がクロスする回し方で、ハンドルを回す手を右手と左手交互に入れ替えながらハンドルを回していきます。右手と左手を切り替える際に手がクロスするのでクロスハンドルと言います。
クロスハンドルで右に曲がるときの手順
右に曲がる場合の送りハンドルのやり方について説明します。
左手でハンドルを下まで押して回します。
同時に右手は左手のあった位置に移動させます。
左手で下まで回し切ったときと右手でハンドルを左手のあった位置に持ちかえたときに手がクロスする状態になります。
右手でハンドルを下まで引いて回します。
同時に左手は右手のあった位置に移動させます。
あとはこれの繰り返しです。
クロスハンドルで右に曲がるときの手順
引手を左手、押手を右手にして右に曲がるときと同じ要領で操作します。
最後に
クロスハンドルのメリットは送りハンドルに比べて素早くかつ大きく回せる点にあります。
デメリットは手がクロスするため、ハンドルを回している途中で逆方向に回したいときに回す方向の切り替えがスムーズにいかないタイミングがあります。
また、クロスするときに姿勢が窮屈になります。
交差点を曲がる時などハンドルを一度に多く回す必要がある場合はクロスハンドルが向いています。
山道のようにカーブが右へ左へと切り返しが多いような道はハンドルの切りかえがしやすい送りハンドルが向いてます。
カーブの状況に応じて送りハンドルとクロスハンドルを使い分けると良いでしょう。