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勘違い?安全運転とは何なのかを改めて考えてみる

運転技術
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車を運転する際の第一の心得としてまず頭に浮かぶのは「安全運転」ではないでしょうか。

でも安全運転って具体的にどうすればいいのと悩む方も少なくないと思います。

スピードに気を付けゆっくり走るのが安全運転だと思っている方も多いと思いますが、これは半分正解で半分間違いです。

ここでは具体的に安全運転するにはどうすれば良いかについて解説していきたいと思います。

安全運転とは一言で言うと車の流れに乗ること

安全運転とは一言で言うと、それはズバリ「車の流れに乗ること」です。

車の流れに乗る事とは、他の車の流れを乱さず自分の車もその流れに乗る事です。

具体的には自分の車が原因で他の車を減速させたりブレーキを踏ませたりはたまたハンドルを切らせたりと何らかの回避行動を相手にはさせないなど相手に迷惑をかけない運転です。

一般的に言われている安全運転とは次のような事だと思います。

  • スピードを出し過ぎない
  • 急の付く運転をしない
  • 車間距離をとる
  • かもしれない運転を心掛ける
  • 周りを良く見ながら運転する

確かにこれらは間違いではないのですが、結局のところ実はこれは車の流れに乗るための「手段」に過ぎません。

『車の流れに乗る』ためには「スピードを出し過ぎず」相手のスピードにあわせ、相手の車にブレーキを踏ませたりハンドルを切らせたりと相手の流れを乱すような「急の付く運転はせず」、「周りをよく見ながら」「かもしれない運転を心掛け」、不慮の事態に備え「車間距離をとる」のです。

つまり車の流れに乗ることを第一に心掛け、そうするためにどうすれば良いか考え行動する事で自然とその行動が安全運転へと繋がるのです。

車の流れに乗れば基本的に事故は起きない

ではなぜ「車の流れに乗ること」が安全運転なのかというと、車の流れに乗っていれば車同士の衝突事故は起きないからです。

衝突というのは車と車の間に速度差があって初めて成り立つ事象です。

車の流れに乗ると言う事は車同士が同じ方向、同じ速度で走る状況を維持する事です。

同じ速度で同じ方向に走っている車同士が衝突する事は理論上あり得ないので事故は起こり得ません。

なので車の流れに乗る事が安全運転につながるのです。

車の流れに乗るためにはどうしたらよいか

車の流れに乗るには最低限以下のスキルが必要になります。

  1. 車幅感覚
  2. 前後左右の状況確認
  3. 任意の走行速度で定速走行

車幅感覚で車線をはみ出すことなく前後左右の車間距離を保ち、前後左右の状況確認で流れに乗れているかを確認します。

流れに乗れていない場合は加速と減速で速度を調整します。

「1. 車幅感覚」「2.前後左右の状況確認」は教習所で習うものだったり教習中に身に付くものですので、免許を持っていれば基本的には新たにどうこうする必要はないです。

ただ、これらを運転中に意識的に行う事でスキルの精度が増したり慣れによる作業労力の軽減が見込めます。

最終的には無意識に近いレベルで行えるようになり運転に余裕が生まれますので是非とも初めのうちは意識的に行う事をおすすめします。

「3.任意の走行速度で定速走行」のスキルですが、これは自分のペースではなく相手のペースに合わせてムラのない一定の速度で走行するスキルを言います。

このスキルを身につけるためには「速く走る練習」が必要です。

自分では速いと思っていても、他からすれば遅かったりする事があるので自分が思っている以上にスピードを上げる必要がありますが、自分が速いと思っている状況でさらにスピードを上げるのはとても怖いものです。

しかし流れに乗るためには必要なスキルなので練習して慣れる必要があります。

しかし残念ながらこれは教習所では習わないものであり、また教習中でもほとんど身につきません。

なぜなら、教習所では基本的に自分のペースで制限速度以下で無理なく走る事を基本とし、相手のペースに合わせた走りは行いません。

なので速く走る練習と言うのは基本しないのが教習所です。

でも実際の公道では相手のペースに合わせる必要があり、さらに制限速度ではなく実効速度で走る事になります。

実効速度とは車が実際に流れている走行速度の事で、日本では概ね制限の+10〜15km/hになります。

(場所によっては制限速度+30〜40km/hという所もあります)

周りの流れに合わせず制限速度を頑なに守り周りからすると明らかにゆっくり走っている車がいますが、これが良い悪いと言う訳ではありません。

ただ状況的には事故が起こりやすく事故を誘発しかねない非常に危険な状況なのは覚えておきましょう。

法律はあなたの正当性は守ってくれますが、体は守ってくれません。

また法律は万能では無いのでそれによって阻害されるものもでてきます。

日本の公道は日本人ならではの協調性と真面目さからその道路での安全性と利便性が上手く調和し、いい塩梅で流れを作り快適性を保っていると思います。

なので周りの流れに合わせることが日本の公道ではとても重要なのです。

念の為ここで一応断わっておきますが、制限速度を無視しろという意味で書いている訳ではありません。客観的に見ると日本の道路事情はそのような状況だと述べているまでです。

まとめ

安全運転とは「車の流れに乗ること」である。

車の流れに乗るために必要なスキルは以下3つ。

  1. 車幅感覚
  2. 前後左右の状況確認
  3. 任意の走行速度で定速走行

1,2は教習所で習得済みだが、3は教習所では習わない「速く走る練習」が必要。

以上、安全運転に関する記事でした。

それでは良いカーライフを。